京都・嵐山(桂川)上流の日吉ダムの緊急放流

記録的な大雨で、各地で大変な被害が発生しています。京都新聞によると、桂川上流の日吉ダムが貯水限界を超えて6日午後2時から放流を始めたとのこと。(写真出典:京都新聞)

同日記者会見した近畿地方整備局の中込淳・河川部長は、「(放流で)ダム下流の水位が急激に上がっている。長時間の雨で堤防が弱くなっており、最悪の場合、堤防が決壊して氾濫する可能性もある」などと話し、周辺自治体に対して、川の近くに住む住民に避難を呼びかけるよう連絡していると明らかにしました。下流の嵐山は急激な増水に襲われました。(写真出典:朝日新聞デジタル)

日吉ダムは洪水調節と水道用水開発のために1998年から運用されている多目的ダムです。総貯水容量が6600万㎥、洪水調節容量が4200万㎥もある大規模ダムですが、今回の大雨では満水になって洪水調節機能が失われました。ダムは想定以上の洪水の場合は満水になり、ダムへの流入量をそのまま下流に流すしかなくなり、洪水調節機能がなくなるばかりか、下流の水位は一気に上がり被害を拡大します。

立野ダムの場合は、洪水時にダム下部の穴(幅5m×高さ5m)が流木等でふさがった時点でアウト(洪水調節できなくなる)です。

水源連の嶋津さんが作成された、今回の豪雨時の日吉ダムの流入量と放流量のグラフを添付します。日吉ダムは第一波の洪水に対しては洪水調節を行えましたが、第二波の洪水に対しては洪水調節機能を全く失ってしまったことが分かります。

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