Monthly Archives: 12月 2016

来年度政府予算案に、立野ダム事業費48億円

来年度政府予算案に、立野ダム事業費48億円が盛り込まれました。熊本地震により、阿蘇外輪山の唯一の切れ目である立野ダム予定地は、いたる所で大規模な土砂崩壊が発生しましたが、国土交通省は立野ダムの工期も917億円もの総事業費も変わらないとしています。

国土交通省の技術委員会の資料によると、「熊本地震後、立野ダムの水没予定地内には約50万m3の土砂が堆積し、ダム完成時までに約30万m3の掘削を行うなどにより、洪水調節のために必要な容量を確保することは可能」としています。30万m3の土砂といえば、10トンダンプ(6m3積載)で5万台分の土砂を運び、処分する必要があります。

また同省は、大半が土砂崩壊したダム水没予定地周辺について「必要に応じて対策工を実施する」としています。それならばダム湖周辺の大半をコンクリートで固める必要があります。

それなのに、事業費は変わらないとする同省の説明はあり得ないものです。他にも、洪水調節ダムとして本当に機能するのか、環境に与える影響はどうなのか。国土交通省は住民の疑問に答えぬまま、説明責任を果たさぬままにダム本体工事に着手しようとしています。

 

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「立野ダム建設に係る技術委員会に関する公開質問状」の回答について

12月5日、国土交通省九州地方整備局 立野ダム工事事務所に対し、立野ダム技術委員会に関する公開質問状を提出しました。回答期限の12月16日を過ぎた本日まで、これまで提出してきた公開質問状と同様に国土交通省は回答しませんでした。
国土交通省は回答しない理由として、「①上司には正しく伝えている。②疑問に対してはホームページで答えている」と繰り返すばかりです。しかし、国交省立野ダム工事事務所のホームページ「立野ダム建設事業に関するよくあるご質問について」に掲載された国交省の見解は、住民が出した質問に対して肝心な点には全く答えておらず、質問と回答が全くかみ合っていません。
・トップリング岩盤崩壊により、ダム本体と周りの岩盤の間に隙間が生じるような危険性はないのか。
・現地を見ると、山の上から川床まで大きな亀裂が走っている。この亀裂が25の断層ではないのか。
等には、回答すらしていません。
また、「放流孔(立野ダム下部の穴・高さ5m×幅5m)より大きな仮排水路トンネル(直径約10m)が熊本地震による土砂崩壊とその後の洪水でふさがっていますが、放流孔は詰まらないのか」について、国交省は「仮排水路トンネルがふさがったのは、仮排水路トンネル途中の型枠(セントル)が土砂をせき止めたからである。ダム完成後、放流孔には型枠(セントル)のようなものを設置しないからダム放流孔はふさがらない」としています。それならば放流孔の上流側が20㎝ピッチのスクリーンでおおわれることをどう説明するのでしょうか。型枠(セントル)の隙間は20㎝以上あります。
以上のように、「国交省のホームページを見よ」との国土交通省の姿勢は、住民参加の新河川法の精神に反するものです。今後も国交省に対し、質問項目ごとにきちんと回答することと、住民の疑問に直接答える住民向けの説明会を開くことを強く要求します。

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12月5日提出「立野ダム技術委員会に関する公開質問状」

立野ダム技術委員会に関する公開質問状を12月5日(月)午前10時に、国土交通省立野ダム工事事務所 (熊本市東区下南部1丁目4-73)に提出しました。国交省はこれまで、住民が提出した質問状に何ら回答せず、住民が何度も要請してきた立野ダム説明会さえ一度も開催していません。「立野ダムが住民のため」と考えるのなら、国交省は住民の疑問に直接答えるべきです。質問項目は以下5項目です。
1.立野ダム建設予定地の地盤は健全なのか
2.立野ダム水没予定地周辺にどのような地すべり対策をするのか。予算や工期を考えているのか
3.立野ダム完成までに30万m3の掘削が必要ならば、予算や工期を考えているのか
4.立野ダム建設予定地に考慮すべき断層はないのか
5.洪水時に流木などで立野ダムの穴はふさがらないのか
川辺川ダム事業では20年前にダム説明会を開催し、住民の質問に対しても丁寧に文書で回答している資料も公開質問の中で挙げています。公開質問状並びに回答は各報道機関に配信するとともに、当会ホームページで公開します。また12月5日は、これまで提出し、国交省より何ら回答を得ていない3通の公開質問状も改めて提出しました。以下、公開質問状のpdfファイルです。

12月5日に提出する公開質問状→立野ダム技術委員会に関する公開質問状2016-12-5

昨年11月に提出した公開質問状→公開質問状2015-11-26

2013年11月に提出した公開質問状→公開質問状2013-1115

2013年10月に提出した公開質問状→公開質問状2013-10-1

提出時の様子と新聞記事です↓

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