Monthly Archives: 2月 2013

2/18up: 白川写真展〜守りたい立野渓谷と北向山〜はあもにい にて

昨日より
「白川写真展〜守りたい立野渓谷と北向山〜」が始まりました。

場所は、3号線清水バイパス沿いの
「熊本市男女共同参画センターはあもにい」。

期間は2月20日(水)まで。
是非、ご覧ください。

熊本市男女共同参画センターはあもにい
所在地:〒860-0862 熊本市中央区黒髪3丁目3番10号
https://maps.google.co.jp/maps?q=%E7%86%8A%E6%9C%AC%E5%B8%82%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E5%8C%BA%E9%BB%92%E9%AB%AA3%E4%B8%81%E7%9B%AE3%E7%95%AA10%E5%8F%B7&hl=ja&ie=UTF8&hnear=%E7%86%8A%E6%9C%AC%E7%9C%8C%E7%86%8A%E6%9C%AC%E5%B8%82%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E5%8C%BA%E9%BB%92%E9%AB%AA%EF%BC%93%E4%B8%81%E7%9B%AE%EF%BC%93%E2%88%92%EF%BC%91%EF%BC%90&gl=jp&t=m&z=16&brcurrent=3,0x3540f153f457598d:0x8db5f8579358e288,0,0x3540f153ec47e991:0x6835c8e8e5e7fb22

当サイトでの


立野ダムで失われる北向山原生林スライドショー

もぜひご覧ください!

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2/16up: 記事・黒川治水の参考に 阿蘇市の流域住民ら 延岡市で実例視察

黒川治水の参考に 阿蘇市の流域住民ら
延岡市で実例視察

 昨年7月の豪雨で大きな浸水被害に遭っ
た阿蘇市の黒川流域の区長や市議、市職
員ら約60人が13日、宮崎県延岡市北方町
の2地区を訪れ、黒川の治水対策の柱と
なる「輪中堤(わじゅうてい)」と「宅地
かさ上げ」の実例を視察した。
 北方町は五ケ瀬川水系の曽木川と北川
に近く、1993年から2007年までの15年間
に5回の水害に遭った常襲地帯。視察は
地元の要望を受けて阿蘇市が実施した。
 一行はまず、昨年9月に完成した下曽
木(しもそき)地区の輪中堤を見学。総
延長700メートル、高さ500メートルを越
す輪中堤で囲んだ集落や田んぼを見な
がら、宮崎県の担当者の説明を受けた。
 続いて約20キロ離れた家田(えだ)地
区で進行中の宅地かさ上げ現場を視察。
六角形のブロックと土でかさ上げした敷
地で、大人の背丈ほどにジャッキアップ
された住宅に見入った。地元の担当者は
「工事期間中、住民は仮設住宅に1年間
ほど入居する」と説明。家の大きさに応
じて補償金が支払われる制度についても
話した。
 黒川では、熊本県が二つの遊水地のほ
か、住宅を堤防で囲む輪中堤14ヵ所(計
約290世帯)、宅地約100戸のかさ上げを
計画している。今後約5年間で総額約200
億円を投じる。(今村浩)

【写真】大人の背丈ほどにジャッキアッ
プされた住宅に見入る一行=延岡市北方町
家田地区

熊本日日新聞 2013年02月15日

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2/11up: 記事・考・白川 第1部 検証 立野ダム⑧ 観光への影響 「阿蘇の魅力損なわれる…」

考・白川 第1部 検証 立野ダム⑧
観光への影響 「阿蘇の魅力損なわれる…」
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 南阿蘇鉄道の立野駅から約400メートル。水力発電所の
水圧鉄管が走る急斜面に赤茶色の立野橋梁がかかる。
車窓から望む緑のV字谷は絶景。人気の観光列車「ト
ロッコ列車」の名所の一つだ。
 「壮大な自然景観が売り。車両もスピードを落として
観光客にアナウンスする」と胸を張るのは同鉄道の津
留恒誉専務(46)。しかし、立野橋梁のすぐ上流には立
野ダムが計画されている。熊本市役所の本庁舎より約
30メートル高い約90メートルのダムサイトが谷をふさぐ。
「観光客が激減するのではないか心配。コンクリート壁の
説明をしても…」と苦笑する。
 立野橋梁とともに、同鉄道の利用者に人気なのが、
北向山原生林が楽しめる第一白川橋梁。立野ダムが完
成すると、高さ約60メートルの鉄橋は満水時に基礎部分とア
ーチの一部が浸水する。このため、架け替え工事が検
討されてきたが、費用の問題もあり、「架け替えか補
強かは、今後の協議次第」と国交省立野ダム工事事務
所。
 これに対し、南阿蘇鉄道は「架け替えの場合は休業
もあり得る。鉄骨が一本でも水に漬かれば橋の痛みは
大きく、補強したとしても維持費がかさむ」と協議の
行方を案じる。
 両橋梁とも1928年に完成。厳しい地理的条件の
中、当時の最先端技術を駆使して造り上げた貴重な土
木遺産だ。元鉄道具で、旧一の宮町文化財保護委員長
の喜悦渉さん(91)は「鉄道遺産と呼ぶにふさわしく、
後世に残すべきもの。ダムのために、架け替えをしな
いでほしい」と訴える。
 一方、阿蘇の地質や景観を生かした世界ジオパーク
認定や、世界文化遺産登録へのダムの影響を懸念する
声もある。
 立野ダム建設予定地一帯の立野峡谷は、「阿蘇ジオ
パーク」が見どころのジオサイトとして紹介する33ヵ
所のうちの一つ。観光や行政機関などでつくる阿蘇ジ
オパーク推進協議会は「ジオパークは自然だけでな
く、人々の生活における活用も重視している。ダムは
趣旨から外れない」との立場だ。
 ただ、貴重な地質が水没し、景観が損なわれるので
はないかとの懸念は消えない。会長の佐藤義興阿蘇市
長は「今後、議論すべき課題」と話す。
 県と阿蘇7市町村でつくる阿蘇世界文化遺産推進室
の日田勝也推進室長は「申請区域は各市町村と話し合
って決めるが、ダムの区域を申請しない選択股もあ
る」と指摘。ダムの区域を含める際は、景観に配慮し
た工法や、防災面からの価値付けなどを検討する必要
があるという。
 高森町で飲食店を経営する早野慎哉さん(31)は言
う。「阿蘇は人間と自然の共生が売り。ダムによって、
魅力が損なわれてしまうのではないか。とにかくもっ
と情報がほしい」(藤山裕作、佐藤大樹)
                  =第1部終わり

【南阿蘇鉄道を入れた立野ダム完成予定イメージ(国土交通省資料)】

熊本日日新聞 2013年2月9日

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2/9up: 記事・考・白川 第1部 検証 立野ダム⑦ 複雑な地質構造 近くに断層、影響懸念も

考・白川 第1部 検証 立野ダム⑦
複雑な地質構造 近くに断層、影響懸念も

 深くV字型に切れ込んだ谷の底、立野ダム建設予定
地(南阿蘇村、大津町)の白川右岸に結晶を思わせる
断崖が続く。六角形の鉛筆を束ねたような構造の「柱
状節理」で、5万年ほど前に流れた立野溶岩が冷えて固
まったものだ。巨大な岩のカーテンのようでもあり、
火山のダイナミックな営みを垣間見ることができる。
 この場所にどうダムを建設するのか。国土交通省立
野ダムエ事事務所によると、表面の風化部分を削り、
強度の高い岩盤を露出させるという。内部の亀裂には、
セメントミルクを流し込んで補強する計画だ。
 熊本学園大の新村太郎准教授(火山岩岩石学)は「立
野は何度も溶岩が流れては谷を埋め、削られて、また
溶岩が流れて…を繰り返した複雑な地質構造を持つ。
掘削後にもろい地質が現れたとき、計画変更の事態も
あリ得るのではないか」と指摘する。
 立野ダムは完成まで、今後10年ほどかかる予定。工
期の長さから難工事を懸念する声もある。これに対し、
同事務所は「建設予定地の地質や強度に問題はない。
現場地形が狭く、工事用道路が1本しか確保できない
上、作業スペースも限られるため」と説明する。
 立野ダムが計画されている立野峡谷は、標高700
~1200メートル級の阿蘇外輪山が切れた唯一の場所だ。
はるか太古、カルデラ内部には湖があり、神話では阿
蘇の神、健磐龍命(たけいわたつのみこと)が蹴破
って白川が流れ出したとされる。
 実際のところ、立野が最初どのように″切れた″の
か、完全には解明されていない。ただ、間近に布田川
断層帯の北東端の北向山断層が走っており、断層の存
在が影響しているとの見方は強い。熊本大の宮縁育夫
准教授(火山学)も「断層が動いてできたかどうかは
分からないが、断層の近くでは割れ目ができやすい。
その弱い部分は崩れやすく、水による浸食もしやす
い」と話す。
 国の地震調査研究推進本部は、布田川断層帯うち
北向山断層を合む区聞か活動した場合、マグニチュー
7・0程度の地震を推定。30年以内の地震発生確
率は最大0・9%で、「日本の主な活断層の中では
やや高いグループに属するとしている。
 同事務所は調査の結果、ダム直下やダムの方向に直
接向かう断層は確認されておらず、問題はない。耐震
についても、最新の基準に基づき設計を行っている」
とする。
 ダム建設予定地の上流約1キロにある白川と黒川の合
流地点。ここにも九州有数の規模を誇る柱状節理の岸
壁がそびえる。
 一帯は阿蘇の成り立ちを知る上でも重要な場所だ。
カルデラ湖の消滅時期の違いなどで、北側の阿蘇谷と
南側の南郷谷には高低差がある。阿蘇長陽大橋からは
阿蘇谷を流れる黒川と南郷谷の白川の高さの差を実感
できる。
 新村さんは言う。「立野峡谷は学術上も貴重なもの
が多い。まさに地学の教科書のような場所なんです」
                  (平井智子)

【写真】立野ダム建設予定地の上流右岸側にそびえる「柱状節理」。
左奥が建設予定地=南阿蘇村

熊本日日新聞 2013年2月8日

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2/7up: 記事:考・白川 第1部 検証 立野ダム⑥ 北向山原生林の保全 試験湛水環境への影響懸念

考・白川 第1部 検証 立野ダム⑥
北向山原生林の保全 試験湛水環境への影響懸念

 「あの頃は、青年団の若い者でそろって戸下温泉に
よく行きました。春は山桜、秋は紅葉と、北向山の眺め
がそれは見事で」
 大津町瀬田の農業、瀬川カズ子さん(79)は1955
年ごろ旧長陽村(現南阿蘇村)の戸下温泉を訪れた思
い出を振り返る。温泉に漬かり、白川対岸の北向山(大
津町)の眺めに癒やされたという。
 夏目漱石、与謝野鉄幹ら「五足の靴」の一行、孫文
も訪れた戸下温泉の各旅館は、立野ダム計画に伴って
廃業・移転。跡地の真上に架かる阿蘇長陽大橋からは、
昔と変わらぬ趣の原生林を間近に望むことができる。
 「北向山は急勾配で危険なため植林などの開発を免
れてきた。珍しい動植物も多く、手付かずの自然が残
る」。白川の水質や生物の調査に長年取り組む金子好
雄・東海大産業工学部准教授(61)=水環境工学=は、
その重要性を強調する。
 国土交通省九州地方整備局が1975~2008年
度、ダム予定地などで実施した調査では、国や県が重
要と定める動物(ほ乳類・鳥類・陸上昆虫類など)1
07種と植物67種が確認された。
 これらの自然や生態系は、立野ダムによってどの
ような影響が考えられるのか。同整備局によると、
満水時には国が天然記念物に指定した80・8ヘクタールの約6
%に当たる4・7ヘクタールが水没するという。
 環境調査では、動植物計42種の生息場所が消滅した
り、個体が死ぬ恐れのあることが判明。同整備局は、原
生林の別の場所に①ほ乳類の生育に適した場所をつく
る②陸生貝類を移動③植物は移植や挿し木をする―な
どの保全策を取る方針だ。
 立野ダムは通常は水をためない穴あきダムで、「洪
水時でも原生林の一部が水没するのは短時間で済み、
動植物への影響は小さい」と同整備局。昨年の7・12
級の豪雨でも「たまった水は一日ほどで排水される」
という。
 問題は、ダムエ事の最終段階で行われる試験湛水
だ。満水まで水をため、元の水位に戻すまでに通常半
年~1年程度かける。立野ダムの試験湛水期間は未定
だが、同整備局は環境への影響を小さくするため短
縮を検討している。
 しかし、昨年、北向山を視察した哺乳類生態学
者で環境NGO広島フィールドミュージアム代表の金
井塚務氏(61)は懸念を示す。「生物界では”境界”
に当たる場所が多様性に富み、重要。ダムの試験湛水
では森と川、陸と水の境界が水没するので、原生林全
体が壊滅的なダメージを受けてしまう」
 同じ穴あきの構造の島根県の県営益田川ダムでは、
試験湛水(4カ月)で水没した樹木が枯れたのが確認さ
れている。金子准教授は「試験湛水後も自然の復元力が
発揮されるよう、しっかり保全策を講じるべき」とく
ぎを刺す。(三回隆昌)

【写真】阿蘇長陽大橋から白川対岸を眺め、「北向山は昔と変わ
っていませんね」と話す瀬川カズ子さん

 ズーム 北向山の原生林 白川が阿蘇外輪山を削ってできた
斜面に広がる照葉樹林。ウラジロガシやスダジイ、ム
クノキなどが群生する。1969年、約80ヘクタールが「阿蘇
北向谷原始林」の名称で国天然記念物に指定された。

熊本日日新聞 2013年2月7日

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2/6up: 記事・考・白川 第1部 検証 立野ダム⑤ 国営 前例ない「穴あき式」 ”功罪”未知数 疑問の声も

考・白川 第1部 検証 立野ダム⑤
国営 前例ない「穴あき式」 ”功罪”未知数 疑問の声も

 1月19日、熊本市中央区桜町の市民会館崇城大ホー
ル。立野ダムに反対する市民グループが出版したブッ
クレット「世界の阿蘇に立野ダムはいらない」の出版
記念集会が聞かれた。約80人が参加。メンバーの一人
が「立野ダムは穴あきダム。穴が流木や巨石で埋まれば
洪水調節機能が果たせない。想定外の雨にも対応で
きない」と、その構造的な問題点を解説した。
 同ダムは、白川と黒川の合流地点から約1・3キロ下
流に計画された洪水調節専用の「穴あきダム」。高さ
約90メートル、幅約200メートル。総貯水容量約1千万トンだが、
河床に近い部分に5メートル四方の、新幹線車両が奈裕で通
れるほどの穴が3つあり、ふだんは水をためない。
 国交省立野ダム工事事務所は「平常時は河川の流れ
を遮らず、土砂も流す。貯留型ダムと比べ、上下流の
連続性が保たれる」と説明する。
 穴には、流木や巨石でふさがらないよう金属網のス
クリーンを設置し、上流には、鋼管を約2メートル間隔で格
子状に配置したスリットダムも建設する計画だ。
 これに対し、同市民グループなどは「増水時は流木
などが絡み合って複雑に動くため、穴詰まりは十分起
こり得る」と反論。「そもそも巨大なコンクリート構
造物は阿蘇の景観を阻害する」と主張する。洪水時に
一部が水没する国指定の天然記念物「阿蘇北向谷原始
林」など自然環境への悪影響も指摘する。
 全国初の本格的な穴あきダムとして、2006年4
月に供用開始したのが島根県の県営益田川ダムだ。
 同県河川課によると、ダム完成後の試験湛水(約4
ヵ月間)で水没した樹木が枯れたのを確認。運用開始
後、アユの遡上が一部阻害されていることも分かって
いる。
 同課は「ダム上流の土砂の堆積は計画より少なく、
濁りの長期化は発生していない。ダム完成後に大きな
洪水が起きていないという事情もあるが、現時点で大
きな問題は起きていない」と言う。
 環境負荷が小さいとされる穴あきダム。しかし、現
行の立野ダムが登場したのは、1980年の工事実施
基本計画改定時だ。当時は今ほど市民の環境意識も高
くなかった。穴あき構造は阿蘇カルデラの地形に合っ
たダムとして計画された。
 立野ダム工事事務所は「雨が降ると、南郷谷を流
下する白川と、黒川の水が1時間程度で一気にダムま
で到達する。下流の安全を確認した上で人的操作で放
流を始める時間的余裕がなく、自然流下で放流する穴
あきが優位」と説明する。
 益田川ダムも、環境への配慮というより、補償交渉
が難航する中、水没地を拡大させずに必要な洪水調節
機能を確保する方策として考えられたという。
 ダム問題に詳しい今本博健京都大名誉教授は「国が
強調する環境に優しいという点は事実に反し、治水し
か目的のないダムを造りたいがための理屈」と指摘。
「ダムに頼る治水は限定的。想定以上の洪水で壊滅的被
害を回避するには、治水の在り方を根底から考え直す
必要がある」と強調する。
 国営ダムとしては、まだ前例のない穴あきダム。そ
の″功罪″も未知数の部分が大きい。(川崎浩平)

【写真】白川上流側より望む立野ダム建設予定地=昨
年10月、南阿蘇村、左は大津町

熊本日日新聞 2013年2月5日

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2/4up: 報道・白川改修計画に住民は反発

http://rkk.jp/news/index.php?id=NS003201302041724470111

 去年7月の豪雨災害をうけ県が示している白川の河川改修計画につ
いて被災した流域住民への説明会が開かれました。しかし、住民から
は、改修計画の見直しを求める声が相次ぎ話し合いは平行線でした。
 きょうの県の説明会に参加したのは熊本市東区の石原地区や吉原地
区の住民らです。住民らは、県が10月に示した白川の河川改修計画
について浸水被害にあっていない地域が計画の対象となっている一方
で浸水被害があっている石原地区や吉原地域が計画の対象外となって
おり納得がいかないとして計画の見直しを求めました。
 これに対し県は、「今回の計画は、5年以内をめどに限られた時間・
財源の中で最善を目指したもの。住民すべての意見をくみ取ること
は難しいが、しっかり説明したい」と理解を求めました。
 しかし、両者の話し合いは、平行線をたどりました。話し合いは継
続して行われるということです。

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2/4up: 記事・考・白川 第1部 検証 立野ダム④ 輪中堤など5代替案 維持費含めばコスト逆転も

考・白川 第1部 検証 立野ダム④
輪中堤など5代替案 維持費含めばコスト逆転も

 「コストや実現性、洪水調節などを総合的に検証し
た結果、立野ダム案が最も有利。次いで(住宅地を堤
防で囲む)輪中堤案」―。国土交通省九州地方整備局
は昨年9月、立野ダム案とダム以外の代替案を比較検
証し、こう結論づけた。
 検証結果を受けた公聴会では、流域住民らから立野
ダムヘの反対や慎重な意見が相次いだが、羽田雄一
郎国交相(当時)は衆院選さなかの昨年12月、ダム
事業の継続を決定。2013年度は12年度の6倍、約
28億円の予算が計上された。
 立野ダムは民主党政権で事業見直しの対象になっ
た。国交省は県や流域7市町村と「検討の場」を設け、
11年1月から代替案の検証を始めた。ダムを除く現行
の河川整備計画を実施した上で、ダムの効果分を、河
道の掘削や、洪水を上・中流の遊水地や輪中堤で受け
止め下流の流量を減らすなど、他の代替治水策と比較
した。
 立野ダムに反対する市民団体事務局長、緒方紀郎さ
ん(49)=熊本市東区=は 「流域の水田約55平方キロの
あぜを20センチ高くすれば約1100万トンの雨水をため込
むことができ、立野ダムの総貯水量1000万トンを超
える」と水田の保水力を高める代替策を提案し、検証
対象に加えられた。
 九地整はコストや効果、実現性などから①河道掘削
案(670億円)②遊水地拡幅案(750億円)③グ
ラウンドなどに雨水施設を作る貯留案(1090億円)
④輪中堤案(630億円)⑤輪中堤・雨水貯留案(1
060億円)―の5代替案と、ダム案の6案に絞り込
み、最終的にダム案が最も有利とした。
 だが、緒方さんは「ダムの事業費は工期が延び、今
以上に増える可能性がある」と懸念を隠さない。
 九地整が最も有利としたダム案と、それに次ぐ評価
を下した輪中堤案―。事業費はダム案が完成まで残り
491億円(総事業費917億円)なのに対し、輪中
堤案は630億円。ダム案が139億円も安い。とこ
ろが、九地整が算出した年間の維持管理費(50年分を
均等割り)は、ダム案2億6千万円に対し、輪中堤案
4千万円。
 50年分の維持管理費を事業費に加えると、ダム案6
21億円、輪中堤案654億円(ダム中止に伴う工事
4億円含む)と、差はわずか33億円に縮まる。
 70年間でみると、ダム案673億円、輪中堤案66
2億円と逆転、輪中堤案が11億円安くなる。ダムは土
砂の堆積など1OO年先まで想定しており、100年
間では輪中堤案の674億円に対し、ダム案は751
億円と77億円上回る。河道掘削案も724億円とダム
案を下回る。
 国交省熊本河川国道事務所は「代替案の維持管理費
は不確定な部分を除いた概算で、高くなる可能性があ
る。コスト面だけでなく工期や治水効果、実現性など
を総合的に検証した結果、ダム案有利の結論に至っ
た」と説明するが、検証結果で比べる限り、維持管理
費を含めればダム案と代替案のコストが逆転。国交省
が検証過程で強調した「ダム案のコスト面での優位
性」は揺らいでいる。(横山千尋)

【合成写真】立野ダムの建設イメージ

熊本日日新聞 2013年2月3日

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2/3up: 記事・考・白川 第1部 検証 立野ダム③ 洪水調節 緑川、市房の”能力”下回る

考・白川 第1部 検証 立野ダム③
洪水調節 緑川、市房の”能力”下回る

 昨年7月12日朝、熊本市中央区本荘の代継橋は記録
的な豪雨で、水位が堤防ぎりぎりまで迫った。「ゴォ
ーゴォーと音を立てる白川は激しくうねっていた。
プロパンガスやコンテナ、流木が次々と流れてきて、
これまで見たことのない濁流だった」。同校区自治協会
長の榮そのみさん(52)は、緊迫した状況を振り返る。
 仮に立野ダムが完成していれば―。国土交通省熊本
河川国道事務所は「代継橋地点で水位を約30センチ下げる
効果がある」と試算する。河川改修と遊水地を整備す
れば同地点で約25センチ、これにダムが加わると約55センチ下
げることができるという。
 国交省が当面の目標として掲げるのが、「20~30年
に一度の大雨」に対応する白川水系河川整備計画。2
日間雨量が400ミリ前後の1980年8・30水害や90
年7・2水害、昨年7・12水害クラスの豪雨を想定す
る。代継橋地点で想定される最大流量毎秒2300トン
のうち、立野ダムで200トン、県が整備する黒川遊水
地群で100トンをそれぞれカット(洪水調節)し、残
る2千トンを河道で安全に流す計画だ。
 同事務所の中元道男調査第一課長は「立野ダムが完
成していれば、雨が短時間に大量に降った7・12水害
時は200トン以上のカットが期待でき、河川改修と遊
水地の効果と合わせ、代継橋では推定最大流量230
0トンを1900トン程度に減らせた」と強調する。
 しかし、白川で過去最大級となる53年の6・26大水
害は、2日間雨量が550ミリを超える「150年に一
度の大雨」。代継橋地点での最大流量は推定3200
~3400トンで、現行計画の河川改修、遊水地、ダム
すべてを整備しても耐えられる状況にない。
 将来的な目標として国交省が掲げる「150年に一
度の大雨」に対応する河川整備基本方針では、同地点
の最大流量(基本高水)を3400トンと設定。立野ダ
ムはダムヘの流人量が増えることで効果が増し、最大
400トンをカット。残る3千トンを河道で流す構想だ
が、さらなる河川整備に膨大な予算が必要で、めどは
立っていない。
 毎秒400トンカットは代継橋地点での最大効果。ダ
ム地点では600トンカットに相当する。
 これに対し、他ダムの洪水調節能力は(ダム地点)
は、緑川ダム(美里町)が毎秒800トン、市房ダム(水
上村)650トン、竜門ダム(菊池市)440トン。立野ダ
ム工事事務所は「ほかのダムと比べても効果は決して
小さくない」と説明するが、三つのダムはいずれも利水
機能などを備えた多目的ダム。治水専用である立野ダ
ムのカット量は緑川、市房両ダムを下回り、決して大
きな効果とは言えない。
 同ダム建設に反対する市民団体の中島康代表(72)=
同市=は「ダムは想定を超える洪水では、ダム湖が満
水になり調節不能となる。環境にも悪影響を与えるダ
ムに頼るのではなく、河川改修や遊水地など代替治水
策を徹底して進めるべきだ」と指摘する。(横山千尋)

【写真】昨年の7・12豪雨で増水した白川。奥は代継橋
    =熊本市中央区本荘

熊本日日新聞 2013年2月2日

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2/2up: 熊本県による白川改修計画説明会 2/4(月)ぜひご参加を!

下記、白川改修説明会にぜひご参加ください。

■熊本県による白川改修計画説明会
●日時:2月4日(月)13:30
●場所:託麻北地域コミュニティセンター
 熊本市東区石原1丁目2-30 電話:096-388-5430

10月に熊本県は住民に対する説明会を開き、白川の県管理区間(小磧橋より弓削町までの9.6キロメートル)の新たな河川改修計画を発表しました。この新たな改修計画を高く評価しますが、吉原町を中心に新たな改修計画に対して疑問を持つ住民が多いのもまた事実です。

平成14年の河川整備計画では、7.12豪雨災害でも浸水した白川橋(高速道路橋)の右岸側(ホシサン醤油周辺)をメインに川幅を拡張することになっていましたが、今回の県の新たな河川改修計画では、白川橋(高速道路橋)から武蔵橋にかけては、左岸側の高さ20m超の崖(河岸段丘)をごっそりと掘削する計画になっています。左岸側は貴重な樹林帯になっており、カワセミやヤマセミなどの貴重な野鳥の楽園となっています。どう考えても右岸側の浸水した箇所の川幅を広げるのが理にかなっているのですが、左岸側の川幅を広げるのは、利権が絡んでいるからだという声も上がっています。他の箇所でも、住民の疑問の声が多く上がっています。

水害被災住民は、立野ダム建設を求めているのではなく、「治水対策」を求めていることは明らかです。12月28日に、当会と水害被災住民が初めて一緒になって要望書を出しました。それに対する県の説明会です。

12月28日に提出しました要望書とチラシを添付します。

県改修要望書2012.12.28
ホシサン周辺改修ビラ

立野ダムによらない自然と生活を守る会
 代表 中島 康 熊本市中央区島崎4丁目5-13
 電話 090-2505-3880 FAX 096-354-2966

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